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■ 胃症状改善には胃酸分泌抑制がカギ!
 胃炎や胃・十二指腸潰瘍の治癒には胃酸分泌の抑制が重要で、一日のうちpH3以上に保つ時間が長いほど治療期間は短縮され、治癒率が向上することが報告されています。一方、交感神経興奮による血管れん縮で血液循環が悪化した状態では、虚血による活性酸素の発生や、粘膜の栄養不足、粘液量低下などによって胃粘膜の荒れにもつながり、痛みの原因となります。胸やけやげっぷなど一般に酸症状と呼ばれるものも、胃酸分泌の抑制により改善します。さらに、おなかがはって気持ちが悪いという胃の動きの異常も、胃酸分泌の低下が胃の休息につながることから改善します。これらのことから、胃の諸症状の改善には胃酸分泌抑制が重要と考えられます。
■ H2ブロッカーとは?
 “H”とはヒスタミンの頭文字で、“2”とはヒスタミンの受容体のうち2番目に発見された受容体のことで、“ブロッカー”とはその受容体を遮へいするものという意味です。このヒスタミンの2番目に発見された受容体(H2受容体)は、胃の壁細胞にあり胃酸分泌を担っています。本来、胃酸は殺菌や消化の補助を担う重要な役目がありますが、過剰に分泌されると胃の粘膜を荒らし、びらんや胃炎、胃潰瘍を引き起こす原因になります。そのため、胃酸から胃を守るために、胃酸の分泌を止める作用をするものが“H2ブロッカー”といわれる薬です。ちなみに1988年イギリスのブラック博士はH2受容体とその拮抗薬に関する一連の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞しましたが、この領域の研究の重要性を示唆するものと思われます。
■ 服用してはいけない人
 副作用で特に注意したいのは、血液障害(白血球減少、血小板減少、汎血球減少など)です。発生頻度は低いのですが、起こった場合、重症になるケースもあり、過去、医療用医薬品としてその使用にあたって注意が呼びかけられてきました。その他には腎臓・肝臓の病気で、機能が低下している人では、薬の代謝や排泄がうまくいかず、血中濃度が高くなり、作用が強く出ることがあります。喘息、リウマチなどの免疫系の病気、感染症、ガンなどの疾患を持った人などの病気の治療に使われることがあるステロイド剤や抗生物質、抗がん剤は副作用として血液障害を起こすことがしられています。また、アゾール系抗真菌剤は、塩酸塩となって可溶化し、吸収されるため、胃内pHの上昇は吸収の減弱を引き起こすこととなり、H2ブロッカーと一緒に服用してはいけない薬剤となっています。