はじめに・・・
ローヤルゼリーが世界的に有名になったのは、1950年代に入ってからのローマ法王ピオ12世の奇跡の出来事でした。1954年ピオ12世は80歳を超えた年齢で、肺炎と老衰のため絶望的な状態に陥っていました。ありとあらゆる治療を受けていましたが、あわや臨終の淵に追い込まれそうになったその時、主治医のがレアジー・リシー医師が最後の手段としてローヤルゼリーを服用させたところ、法王は奇跡的に甦ることができた上、その後すっかり健康を回復しました。これが国際生物遺伝科学会議で発表され、1958年の世界養蜂会議では法王自ら体験談を披露され、日本はもとより世界的なローヤルゼリー旋風が巻き起こりました。
初めて我が国にローヤルゼリー製剤が輸入されたのは1958年です。翌年、国内での初めての採取が行われ、医薬品をはじめとして、食品や化粧品などに多岐にわたって利用されています。 |