“やせる化粧品”注文殺到 香り成分、唐辛子の3倍効果も
ラズベリーやグレープフルーツなどの香り成分を活用した化粧品などのダイエット商品が注目を集めている。資生堂、カネボウが相次いで新製品を投入する予定だが、予想を大幅に上回る注文が殺到し、「生産が追い付かない状態」だ。
カネボウはラズベリーの香り成分(ラズベリーケトン)に、唐辛子成分(カプサイシン)の約三倍の脂肪分解作用があるとの研究結果を日本薬学会で発表。その成分を利用したサプリメント剤と顔や体に張るシートなどのダイエット商品を五月一日から販売する。
「大変な反響で世間の関心は予想以上」(広報)。商品の納入先を一万店から一万三千店に拡大し、一部の販売店では予約受け付けも行う。 |
カネボウは18日、果物のラズベリーの香り成分に脂肪を燃やす効果があることを発見したと発表した。5月にもこの成分を使った栄養補助食品や、やせたい部分に張る貼り薬などのダイエット食品を発売する。
カネボウは脂肪を分解する効果があることで知られる唐辛子の辛味成分「カプサイシン」に注目、カプサイシンに近い分子構造を持った成分を調べた結果、ラズベリーの香り成分に「体内の脂肪分解を助ける作用がカプサイシンの3倍あることが分かった」としている。 |