頭痛について
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頭痛のタネは6つ
 頭痛のタネ(原因)は、隣の表の6つが主なものです。

 このうち多いのは、血管の拡張や筋肉の緊張(こり)に伴う痛みです。こうした原因が組み合わさって、国際分類に示されたさまざまな種類の頭痛が生じてきます。たとえば片頭痛、群発頭痛などは血管拡張が、緊張型頭痛は主に筋肉の緊張が原因になると考えられています。脳腫瘍の痛みは、頭の中の病気によるもので、二日酔いの痛みやかぜなどの感染症に伴う痛みは、血管の拡張に原因があるとされています。
頭痛のタネ(原因)
   @血管の拡張
   A筋肉の緊張(こり)
   B脳腫瘍など頭の中の病気
   C目や鼻、耳、口の病気
   D神経痛
   E身体的障害(心因性)

片頭痛の「血管説」
 片頭痛のメカニズムとしては、血管説、神経説、三叉神経血管説などさまざまな説があり、ずべてが解明されている訳ではありません。ただ、片頭痛が血管の拡張により起こること、セロトニンという物質が深く関与していることは異論のないところだと思います。

 代表的な血管説を紹介しておきましょう。血管説は、大きく3ステップに分けられています。まず、なんらかの原因で生物活性性アミンの一つであるセロトニンが放出され、血管収縮が起こり、閃輝暗転など片頭痛の前兆が起こります。ステップ2では、セロトニンが代謝され、血管が拡張して頭痛が生じます。ステップ3では、サブスタンスP、ブラジキニンなどの炎症を起こす物質により、無菌性炎症が起こると考えられています。
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