ラットの生殖と亜鉛

 生殖機能と亜鉛との関係をみるために行なわれた実験です。
 ラットを3ッツのグループに分けて飼育します。
   1つは通常食で飼育したグループ
   1つは亜鉛欠乏食で飼育したグループ
   1つは亜鉛欠乏食で飼育した後、通常食に切り替えて飼育したグループ
飼育72日目に精巣の重量を測定したところ、精巣の重量は明らかに統計上の有意差ができています。
通常食で飼育 亜鉛欠乏食で飼育 亜鉛欠乏食で飼育した後
通常食に切り替えて飼育

精巣の所見においては、通常食群の精細管内には成熟した精子が密に認められましたが、亜鉛欠乏食群では精細管は著明に萎縮して、精細胞の変性、消失があり、精子の確認はできませんでした。
一方、亜鉛欠乏食で飼育した後通常食に変えた群では、一部の精細管は萎縮したままでしたがね大きさを回復していた精細管には、精子形成が認められました。
このように、明らかな有意差を持って、ラットの精子形成に亜鉛が関係していることがわかります。


 
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