片手盤
Single-handed herb chopper

刃先を柄穴に入れて薬種を押し切る
薬臼 Stone mill
水車式薬臼

薬研 Herb pulverizer        船底型の溝と鋭い円板の縁との間で擂る
木製薬研
木製薬研
木製薬研
木製薬研
木製薬研
鉄製薬研
鉄製薬研
薬篩(くすりふるい)
Drug sieve

薬研で細末にした後に篩い分ける。
両手盤
Both-handed herb chopper

比較的堅い薬種を両手で押し切る
片手盤や両手盤で刻んだ後、さらに細末にするときは、各種の臼が使われた。

動力に水車を利用した大量薬用のものも

鮫皮制犀角擦板
Shark skin for grinding of rhinoceros horn

サメの皮をヤスリ代わりに用いることもあった。






石製乳鉢 Drug mortar

乳鉢の古い形であり、薬種を微粉にしたり混合することに用いた
秤  Balaces

 高貴薬の取引きや調剤には大小各種の秤が使われた。薬種には金より高価なものも少くはなかった。

 古くからの慣習で薬の場合は種類によって一斤の目方はまちまちであり、たとえば、五倍子の一斤は百三十匁、当帰、地黄、黄蓮などでは百八十匁、山椒は七十匁と定められていた。

 蘭方医には秤そのものもオランダ渡りのものを使う者があり、ゲレイン、スクルプル、ダラクマ、ロード、オンセ、ポンドなどの単位で調剤することも行われた。

箔つけ盆 Pill-coating bowls

丸剤の表面に金銀箔や朱をつける


丹剤計粒枡 Pill-counter

銭枡と同様に、これで粒数を数える







陶製乳鉢と乳棒
↑丹剤押型 Cast of pills

方形に製剤するための
真鍮型枠

丹剤打抜器  →
Tablet-presser

方形に製剤したものを押して打ち抜く
らんびき Ceramic distiller

陶製の蒸留器。冷やされて液化した分は、器壁の内側を伝って外へ導かれる

 ポルトガル語のalambiqueがそのまま我が国でも使われた。薬種、香料、時には酒の蒸溜に利用され、上図のように、陶製の深い容器の上に同じ大きさの冷水を入れる器を重ね、下から熱して凝結した分を外に導き出す。『物類品隲』に「薔薇花を蒸して取りたる水……」 などとあり、また『紅毛談』では、「これは諸の薬種の精汁を蒸あげとる道具なり。華人は蒸露鑵といへり」 と説明している。船にも備えられ、難破の際に海水から蒸溜水をとった。