なぜ「鋭い痛み」と「鈍い痛み」かあるのか

思いっきり自分をつねってください。
包丁で指を切ったときのように激痛が走ります。こういう痛みを「鋭利痛」といいます。
これに対し胃の痛みとか頭痛のように鈍い痛みかあります。これを「鈍痛」といいます。

下図は2種類の痛みの伝わり方です。

痛み方が違うのは、痛みが伝わる神経の種類が違うからです。
鋭利痛はAδ(デルタ)線維という、秒速12〜30メートルの速いスピードで痛みを脳に伝える神経を通るといわれています。
これに対し頭痛、胃痛などの鈍い痛みはC線維という、秒速0.7〜2.3メートルの伝わり方の遅い神経を通って脳に伝わるといわれています。
この違いが痛み方の違いとなってあらわれるのです。
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