アスタキサンチン
     
アスタキサンチンは、サケやキンメダイなどの赤い魚や、エビやカニなどの甲殻類に見られるように、主に海に広<分布する赤橙色の色素。
天然の抗酸化物質として今注目されています。

激流の川を命がけでさかのぼって産卵するサケ。そのパワーの秘密は、サーモンピンクにあると言われます。
サケやマスは、もとは白身の魚でしたが、海でオキアミやサクラエビなどを食べるうちにアスタキサンチンを蓄積し、鮮やかな赤橙色になったと考えられています。川上りの過激な運動と強烈な紫外線のために、サケの体内には大泉の活性酸素が発生します。これらの活性酸素から身を守り無事に卵を産むことができるのは、体に蓄えたアスタキサンチンによって疲労を回復し、元気になれるから・・。アスタキサンチンは、ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンと同じカロチノイド系色素の一つです。しかも他のカロチノイド系色素と違って、自らの化学構造を変化することなく活性酸素をもとの酸素に戻すことができるため、強力で安全な天然の抗酸化物質です。サケの川上りに象徴されるように、疲労回復効果があることも、順天堂大スポーツ健康科学科により示唆されています。産経新聞16年3月24日掲載の記事によると、同大陸上部の選手に3ヶ月問アスタキサンチンを摂取してもらい、1200b走をした後、血中クレアチンキナーゼ(CK)値と血中乳酸値を側定し、摂取しないグループと比較したところ、摂取グループはCKの平均値が低く、筋肉疲労が軽減されていることがわかりました。(CKは、筋肉のエネルギー源としてクレアチン酸を合成する酵素で、CK値は血中乳酸値とともに、筋療労を示す指標といわれ、CK値が低いと疲労が軽いことになる。) また乳酸値の上昇も抑えられ、抗疲労作用があることがわかった。
また眼精疲労回復効果の実験では、アスタキサンチンを摂取したグループとそうでないグループに、パソコンなどの作業 をしてもらい、ピント調整機能や視覚刺激などを比較した。すると摂取グループの方が、目の水晶体の厚みを調節してピン ト調節をする毛様体という筋肉の疲労が回復されていることがわかった。
美肌効果も期待できる。シワは紫外線が作り出す活性酸素によってコラーゲンが破戒されてできるが、アスタキサンチンはビタミンEの約1000倍の抗酸化力によって活性酸素を除去するばかりでなく、シミの原因となるメラニン色素の沈着を抑えてシミをブロックします。
 こんなにいいこと尽くしのアスタキサンチン。成分を配合した健康食品や化粧品なども次々に商品化されています。
ここがポイント
 活性酸素。
アスタキサンチンb-maxアスタキサンチンについて